
陶芸とガラスのアーティストであるポール・ホフは、1945年にストックホルムで生まれました。彼は1963年から1968年にかけて、市内のスウェーデン国立美術工芸大学で教育を受け、その後1969年から1974年にかけてグスタフスベリの磁器工場に勤務しました。彼が入社したとき、ベルント・フリーベリ、リサ・ラーソン、スティグ・リンドベリなどの広く認められた陶芸家たちは、すでに工場で働いていました。
この時期、ポールは主に食器、コレクタープレート、そしてフィギュリンをデザインしていました。彼の作品のうちから特に、 「Tarzan」シリーズ、とてもリアルな形状でカラフルな装飾を施された4体の動物たち(魚、馬、ライオン、そしてアザラシ)のフィギュリンで構成されたセットが、コレクターたちに垂涎の的です。
スウェーデン王グスタフ6世アドルフ、グスタフスベリ芸術指導者スティグ・リンドベリ、そしてポール・ホフ
「Tarzan」シリーズ 1970年代初頭
グスタフスベリ時代のポール・ホフの最も有名なデザインは、間違いなく1973年以降の「Arter i fara(絶滅危惧種)」シリーズです。このシリーズは、ハリネズミ、オオヤマネコ、キツネなど、絶滅の危機に瀕した動物の絵をモチーフにした約20枚のプレートで構成されています。プレートはコレクターの間で非常に有名になり、そしてポールは1994年までそのシリーズの制作に熱心に取り組みました。

1972年から1982年の間、ポール・ホフはコスタボダ・ガラス工房でデザイナーとして働いていました。この時期から、コレクターはホフの美しいアートガラスプレート、ボウル、そして花瓶を賞賛するようになります。ホフの作品は、柔らかい形のカラフルなガラスと、非常によくできた動物のモチーフで作られていました。
アートガラス コスタボダ製 1972年~1982年
アートガラス コスタボダ製 1972年~1982年
この期間の後、ポールは1981年にTransjöに自身の会社 「ポール・ホフ・デザイン」を設立しました。それ以来、彼はスウェーデンの多くの陶磁器やガラス製造業者、例えばマレラス、ロールストランド、スクルーフからフリーランスで受注しています。
1980年代、ポールはグスタフスベ社向けに絶滅危惧種を扱った有名なシリーズを制作し、そのシリーズはマウンテン・フォックス、ヒキガエル、ワシミミズクなどの大きな炻器製のフィギュリンで構成されていました。シリーズはストックホルムのNKデパート用に限定版で制作されました。そして、利益の一部は世界自然保護基金(WWF)に寄付されました。このシリーズのそれぞれのフィギュリンには、オリジナルの箱、ブックレット、およびシリアルナンバー付きの証明書が含まれています。
WWFシリーズのフィギュリン 1980年代
ポール・ホフ 1980年代